個性的な公務員 おとなしい人=公務員じゃなかった その2

石川県羽咋市の市役所職員・高野誠鮮さん

こんにちは。

先週に引き続き「個性的な公務員」を紹介します。二人目は唐沢寿明さん主演のドラマ「ナポレオンの村」のモデルとしても有名な「ローマ法王に米を食べさせた男」の高野誠鮮さんです。

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2002年にそれまでの宇宙分野と全く違う農林水産課に異動になります。与えられたのは過疎高齢化集落の活性化と、農作物のブランド化という命題でした。予算はほとんどありません。普通だったらそこで腐ってしまうのですが、
高野さんは「やってやろう!」と思い立ちます。
できないと言われるとカチンときて心に火がつくんですよ。どうしてできないと言うんだろう、こうすればできるんじゃないかと考えてみる。失敗したらどうしようなんて考えません。成功するまでやってみればいいという単純な考え方なんです。」と彼は語っています。その後、烏帽子(よぼし)親農家制度で若い世代の移住を加速させ、世界に通用するブランド米戦略としてローマ法王にコメを献上したことが話題となりました。

それ以前に高野さんは同市をUFOの町として有名にしていました。上司の理不尽な妬みによって農林水産課に左遷されますが、彼は決して挫けなかったのです。また自然栽培でコメをブランド化しようとすると今度は農協が大きな壁となります。彼は地元農協のトップである組合長に自然栽培への協力を直談判し、農協の理解を得ることに成功したのです。

役人は住民の役に立ってこそ

できない言い訳を考える暇があったら実行すべき

役人に問われているのは問題解決能力だけ!」とも彼は言っています。

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皆さんが第一希望の公務員となれますよう、心から祈っています。

乾晶