面接試験質問想定集 追加分の解説

こんにちは。

今日は昨日UPしました質問想定集の追加分の解説をします。

1「あなたの短所、それにより起こりうる仕事上のミス、短所を克服・直すためにあなたが心がけていること」

長所と比べ、短所を聞かれる頻度は少ないようです。しかし、長所の逆を言えば良いという単純なものではありません。自分でどういう人格と把握しているのか、どんなミスをしてしまいそうか、日頃から克服の努力を怠っていないかまで想像力を膨らますことが大切と思います。

2「アルバイトや社会人経験はありますか?そのときどんなことに苦労しましたか。どんなことを学びましたか。」「学生と社会人の違い」

入庁してしばらくしてお会いするとげっそりと疲れきっている方がいます。極度の緊張の中、年配の方々と仕事をするのがつらいと思う方もまれにいらっしゃいます。社会人になるということがはっきりとイメージ出来ていると良いですね。

3「あなたにとって地元はどういう存在ですか。」

多くの方が地元の自治体を受験されると思います。なぜ地元じゃなきゃダメなのか。仕事を地元でする意味を聞いています。またインターネットの普及により世界は身近なものになっています。そんなとき地元とはどういう存在に変わってきているのでしょうか。変わらないのでしょうか。

4「SNSは使っていますか。仕事中自分のスマホはどうするべきでしょうか。」

最近バカッターなどSNSで企業イメージを損なう事件が発生しています。また四六時中スマホを見ないと気がすまない人もいます。どこかの自治体では残業の様子をUPしたところそこには納税者の氏名住所が記載された用紙が載っていました。一方銀行等では行員は貴重品同様スマホも貴重品入れに入れてからでないと職場に入れません。では自治体ではどうすべきでしょうか。

5「海外に行った経験はありますか。外国人と交流した経験はありますか。」

三重県では採用試験に英語が必須となっています。先日ワールドビジネスサテライトでフードエキスポを取材していましたが、企業担当者が英語を喋れない場合全く契約にこぎつけられませんでした。インバウンドの需要を取り込むため今後さらに海外に対し自治体もアピールする場面が増えそうです。

6「あなたが希望する仕事とは正反対の、最もやりたくない仕事に配属されたらどうしますか。」

先日他のブログで院卒の方が希望職種につけずわすかな期間で辞職された記事を拝見しました。自治体でも希望部署に配属されるとは限りません。新人は通常業務以外にも電話をとったりすることもしなければなりません。あなたはそれでもモチベーションを保てますか。

7「自治体の首長が変わり、あなたの考えとまったく合致しません。どう仕事をしますか。」

最近はシールズのように安保法案に反対したり、政治的意見を表明する若者が増えてきています。自治体は行政を司っており、私企業と異なり政治と密接な関係にあります。では、あなたは上記の場合どうしますか。

8「あなたは任された仕事が期限までにできそうにないとき、どうしますか。誰にも相談せず一人で抱え込んだりしないでしょうか。」

愛知県のどこかの署で仕事を抱え込んだまま処理しきれず山林などに証拠書類を捨ててしまった事件がありました。郵便局員なども同じようなことをして報道されます。期限が来るより前にあなたは上司に相談できるでしょうか。もちろん上司は怒るかもしれません。

9「あなたは仕事上でミスを連発してしまいました。どうしますか。」

怒られ慣れていない人が多いように思います。もちろん怒られ慣れすぎて何も感じないようではいけませんが。教職員でうつ病で休職する人が増えています。あなたは塞ぎこんだりする性格ではないですか。