圧迫面接に備える
こんにちは。
公務員試験でも圧迫面接(本人の受け止め方によっても違ってきますが)をする自治体があるようです。
ある地方自治体の最終面接で圧迫面接を受けました。「君の考えはおかしい」「君は公務員に向いていない」「君の考え方は我々の考えとは全く違う」とコテンパンに叩かれました。
私は最近とある公務員試験を受けた者です。いざ面接が始まると「時間15分しかないから言いたい事ははっきり言って」「声震えて緊張しているみたいだけど、社会人になるのにそんなんで大丈夫?」と挑発的な物言いで言われました。最後に「既卒2年目みたいだけど、何でこんな風になってるの?どうなってるの?」と訊かれ終わりました。言葉遣いに関しても注意を受けました。「ちょっとや、え〜とという言葉が多い。そんな言葉使う社会人はいない」と。
では、なぜ公務員試験でも圧迫面接が行われるのでしょうか?
自治体では生活保護の受付や削減、保育園の受け入れの可否、用地買収などの分野でクレームを受けることが多くあります。そのような部署に配属された場合に、適切な応対ができる素養があるか、一人で抱え込んで休職になったりしないかを採用の時点で判断しているということが考えられます。またくつろいだり逆に追い込んだりすることで受験者の素の姿をみようとしているのではないでしょうか。
圧迫面接に対する正解
一番してはいけないのは、自分の考えに固執し面接官を論破しようとしたりヒステリックになってしまうことです。特に最近の若い方は自分の非を認めない方がいるような印象を受けます。他方、公務員になると「すいません」が口癖になっている方も多くいらっしゃいます。決して熱くならず、冷静にかつ、柔軟に応えるのが無難でしょう。もちろん相手の意見も取り入れたり尊重できるとなお良いと思います。
圧迫面接の質問事例
- 結婚はいつするの
- 付き合っている人はいるの
- どうせ結婚したら辞めるんじゃないの
- 少子化なんだから一杯子供産んでくれないと困るよ
- タトゥー、ピアスはしているの。市民は怖いと思うよね。何でやったの。消さないの。
- 喫煙はするの。喫煙所は庁舎内にないけど、どうするの。禁煙は難しいよ。労働時間内に喫煙に行ったら給料泥棒って市民に言われるよ。どうするの。
- そんな髪の毛遊ばせてる人は公務員にいないよね。それホストの髪型でしょ。
- どうして浪人、留年、既卒なの。それ意味あるの。
- スマホを職場に持込禁止なんだけど大丈夫。若い子はスマホが手放せないんじゃないの。
- 君さ、敬語って知ってる
- それじゃあ社会人としてやっていけないんじゃないの、大丈夫
- 君さ、政治家のほうが向いているんじゃないの
- そういのはNPOの仕事でしょ。自治体の仕事分かってから来てくれる。
- もう少しまとめてきてから来てくれない
- シールズはどう思う。あれは民主主義って言えるのかな。
- 給料は年功序列だよ、いいの。君より有能じゃない年配の人が君より良い給料をもらうのをどう思うの。
- 環境とか生活保護とか、君が志望していないむしろ嫌だなと思う部署にはいぞくされたらどうするの。
*気になる質問は赤字にしました。
思いつくものをあげてみました。人により感じ方は様々だとおもいますが、個人の人格を否定するような侮辱的発言は面接として妥当ではありません。そのような自治体にはこちらから辞退することもおすすめします。
皆さんが第一希望の公務員となれますよう、心から祈っています。
乾晶