自己PR試験で合格する人
こんにちは。
専門試験なしの自己PR試験で合格する人はどのような人などでしょうか?どんなことをすれば合格するんでしょうか?考えてみました。
合格者の声から
まずは、昨年の合格者から
行政IIで受験した職員の声
「私はもともと教員志望だったため、予備校へ通うなど、公務員試験に向けた勉強はしてきませんでしたが、「行政II」があることを知り、思い切って挑戦することができました。
「行政II」は、私のように、理系の方や民間志望の方、また調べていくうちに突然「公務員になりたくなった」人でもトライできる試験です。このような特別な試験があるにも関わらず、「できないかもしれない」との不安から断念するのはもったいないと思います。愛知県職員という仕事が気になったら、ぜひ「行政II」で挑戦してみてください。頑張ってください。」
採用区分ができた趣旨、目的から
次に、こうした採用区分ができた趣旨、目的とはどんな経緯からでしたでしょうか?
多様化する行政ニーズに対応できる人材を広く求めるため
多様な人材に採用試験にチャレンジしてもらうよう
「多様」な「人材」がキーワードのようです。女性の一層の活躍、外国人、非正規雇用者、年齢の違う人など様々な人材を受け入れることで、時流に即した行政への要望に答え、行政の地位やパフォーマンスを向上させようとするものといえそうです。これは内閣府や経済産業省が推進する「ダイバーシティ経営」の流れをくむものなんでしょう。
多様化する行政ニーズとは ?
では今どうして行政ニーズが多様化しているのでしょうか?どんな風に多様化しているのでしょうか?
まずインターネットの発達により世界が本当に近いものになっています。そのため企業や個人はネットにより海外にモノを販売したり買ったりすることが簡単にできます。それに加え技術の進歩もあり格安航空券などで海外の旅行者が多数日本に来ているなどの事情もあります。そのため企業などの販路開拓支援にネットが不可欠であったりインバウンドを取り込むための支援に外国語やネットが不可欠となっています。
次にSNSの普及が挙げられます。著名人のSNSにモノがUPされることでその売上が数倍に増加するなど広告媒体として爆発的な効果を発揮することもあります。企業だけでなく自治体にもまちおこしや地域支援隊などを使って発信力が問われています。またふるさと納税により納税者が自由に納税先を選べることになりました。これによりいかに納税者が欲しいと思うものを良いタイミングでUPするかにより納税額が変わり得ることになっています。
具体的に自己PR試験で合格する人はどんな人?
以上のことから、
理系で技術職の採用枠で漏れてしまうような学部・学科の人
民間やNPO法人などで女性や外国人、子供、シニアなどの支援等活動に努めておられた人
民間または学生時代にプログラミングなどITで特に優れた技能を持つ人
大学を卒業してから海外を放浪しながらSNSを活用し海外や日本の情報を発信し続けて来られた人
などが合格する人なのではないでしょうか?
民間でも公務員でも必要とされる人は同じです。意欲的に目的意識を持って取り組んでこられた方、だと思います。専門試験がなかったとしても、みられているのは、その人がどんなことをしてこられたか?ということです。
皆さんが第一希望の公務員に合格されることを心から祈っています。
乾 晶